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2020年6月

  • 2020年6月29日
  • 2022年6月12日

オゼンピック(セマグルチド注射薬)の食欲に対する効果について ~ただし痩せ薬ではありません~

オゼンピック(セマグルチド)は2020年に我が国でも糖尿病患者さんに対して使用できるようになった週 1 回投与のGLP-1 受容体作動薬ですね。 その血糖改善効果や体重減少効果は、GLP-1受容体作動薬のなかでもかなり強いことが期待されています。 オゼンピックの血糖改善効果の凄さについては、こちらの記事をどうぞ  Gajigaji Dog オゼンピックを投与すると、どれくらい体重が減るの […]

  • 2020年6月18日
  • 2022年6月12日

インスリンポンプ比較-パッチ式ポンプ(メディセーフウィズ)かミニメド640Gか?-

テルモ社のMEDISAFE WITHと640Gの共通点、異なる点は?  Gajigaji Dog パッチポンプってなに?貼るの?  Gajigaji Dr. そうです。新しい形態のインスリンポンプです! 昨年からパッチ式ポンプ(MEDISAFE WITH :テルモ社)が使用できるようになっていますね。 今までは、国内で「インスリンポンプ」といえば、メドトロニック社のミニメドシリーズ一択でしたが、ま […]

  • 2020年6月11日
  • 2022年6月12日

フィアスプとルムジェブの直接比較データ~ルムジェブでは立ち上がりが早く切れが良い~

フィアスプ、ルムジェブ、ノボラピッド、ヒューマログの4剤4期クロスオーバー比較試験  Gajigaji Dog 先生、すごい臨床試験を見つけてしまいました!とうとう直接対決です!  Gajigaji Dr 早く読みましょう~ オンライン版で、つい最近発表されたばかりの論文です。 ドイツの研究チームによるフィアスプとルムジェブの直接対決です。 ペン型インスリン治療中の1型糖尿病患者68人を対象とした […]

  • 2020年6月6日
  • 2022年6月12日

新しい超速効型インスリン、フィアスプとルムジェブの違いに迫る

現行の超速効型インスリンでは、食後血糖上昇に追い付かない場合があった 新しい超速効型インスリンが使用できるようになっています! 超速効型インスリンとは、食事した時や、おやつを食べた時などに分泌される、追加インスリンを模倣して作られたインスリンですね。 超速効型インスリンは、いくつかのメーカーから製造販売されており、ノボラピッド、ヒューマログ、アピドラの商品名で使用されています。 これらのインスリン […]

  • 2020年6月4日
  • 2022年6月12日

まさに今のGFR低下速度が、将来の腎予後を決める

HbA1cの値を見て、「昨年の同じ月は、どれくらいでしたっけ?」 と患者さんと振り返ることがありますが、 GFRの変化も気にしていますか? 通常、GFR(糸球体濾過量)は年1%ずつ低下する GFRとは、なんでしょうか? 腎臓の老廃物を排泄する能力をあらわしています。 実際にGFRを算出するためには、極めてややこしい検査が必要になるので、概算値であるeGFRで判断されることが多いです。 大雑把にいう […]

  • 2020年6月4日
  • 2022年6月12日

オゼンピック(セマグルチド注射薬)の臨床試験データ総まとめ ◇ビクトーザ・トルリシティとの比較◇

2型糖尿病患者さんに使用する、インスリン以外の唯一の注射薬であるGLP-1受容体作動薬、そのなかでも最も高い効果が期待されているオゼンピックについて、臨床試験データの総まとめを一瞬で紹介します。 GLP-1受容体作動薬とは、膵臓や消化管に働きかけて、血糖を下げてくれるだけでなく、体重減少効果もある薬剤です。さらに、最近では、糖尿病患者さんの心臓や腎臓を守ってくれることがわかってきました。 現在、日 […]