• 2021年9月8日
  • 2021年9月20日

第10回日本小児在宅医療支援研究会

小児在宅医療における在宅診療所と病院との連携 9月5日に開催された第10回日本小児在宅医療支援研究会で、「小児在宅医療における在宅療養支援診療所と病院との情報共有の課題について」とのタイトルで発表しました。以下その要旨です。新生児低酸素性虚血性脳症で有効な自発呼吸や咳嗽反射はみられず気管切開、人工呼 […]

  • 2021年9月5日
  • 2021年9月20日

発熱、心窩部痛、嘔吐下痢に温補剤

痔疾にお灸した後の発熱、鼻血、心窩部痛、嘔吐下痢 龍土組屋敷の太田生の娘は長らく痔疾を患っていました。脱肛が治らず、数十壮お灸をしたところ、発熱、鼻血を認め、心下痞鞕して嘔吐下痢をするようになりました。ある医者が寒涼剤を用いて治療したところ症状が悪化しましたが、宗伯先生が理中湯を処方して軽快しました […]

  • 2021年8月9日
  • 2021年9月20日

寒邪水滞による胸背部痛

寒壁痰に千金半夏湯 田中老侯の妾で染井という者が、長年にわたって寒邪水飲による胸脇間の緊張がありました。胸や背中が痛みが走り、息切れがして、身体が重く、食べ物の味がしません。多くの医師の治療を受けましたが効果はみられませんでした。浅田宗伯先生が千金半夏湯を処方したところ意外に効果がありました。長年の […]

  • 2021年7月22日
  • 2021年9月20日

貧血にともなう動悸やめまい

出産後に脇が張って動悸めまいがするものに鍼砂湯 桜田街の半次郎の妻が6月に出産した後、胸から脇腹がつかえて苦しくなり、心窩部に動悸があり、激しい時には身体がふらふらして揺れるように感じるようになっています。浅田宗伯先生が診察して、原南陽の鍼砂湯を処方しました。服用して数日間で、夏の終わりから冬の中ほ […]

  • 2021年7月16日
  • 2021年9月20日

感冒症状としての筋肉痛

感冒後に右下肢がひきつり痛む 広尾の幕臣、辻氏の妻が感冒になり、解熱後右下肢がひきつり、腫れて痛み歩行することができなくなりました。脈は浮数、すなわち浮いて頻回です。解熱しても脈が浮数なのは感冒の邪気が下肢の方に入ってしまい、経脈で血や気の巡りができないためです。そこで「金匱要略」の続命湯を処方し4 […]

  • 2021年7月12日
  • 2021年9月15日

麻疹は周期的に流行

天保の麻疹には石膏が著効した 笄橋の道具係の真野幸次郎の妻が9月23日出産しましたが分娩や胎児に特に問題はありませんでした。同26日の夜になって、突然発熱し、咳嗽が著明で、口が苦く喉が乾きましたが舌の苔は白色でした。浅田宗伯先生は、「これは血熱ではなく、おそらく麻疹に感染した」と考え葛根湯加桔梗石膏 […]

  • 2021年7月4日
  • 2021年9月13日

麻疹の重症例

下剤で良くなったケース 南部侯の厩舎に勤める高瀬某の娘の例です。発疹がみられたものの一日で一旦あとかたなく治りました。その後心下痞鞕し、眼球固定して視線が合わなくなり、喘鳴もみられるようになり重症化しています。脈は洪数ですぐに悶え苦しんだあと気絶して死んだようになり、両親もただ抱き合って泣くばかりと […]

  • 2021年6月25日
  • 2021年7月12日

理想的な加温と加湿とは

温度と湿度 いま時計を見ると気温は27.0℃、湿度は53%と表示されています。天気は晴れ時々くもりですが、風がそよいで過ごしやすい気候です。人工呼吸器においても、肺や気管支にとって快適な環境になるよう温度と湿度を調整していくことがが重要となります。 絶対湿度と相対湿度 湿度には「絶対湿度」と「相対湿 […]

  • 2021年6月20日
  • 2021年7月12日

江戸時代の麻疹治療

浅田宗伯著「橘窓書影」の時代背景  「橘窓書影」は幕末から明治にかけて活躍した漢方医、浅田宗伯の臨床記録です。彼が江戸に診療所を開業した天保7年(1836年)は天保の大飢饉の真っただ中で、各地で冷害や水害が続いていた時期でした。また江戸時代にはおよそ20年ごとに麻疹の流行がみられ、ちょうどこの年も麻 […]

  • 2021年5月30日
  • 2021年6月3日

小児では加温加湿がとっても大事

小児在宅医療での人工呼吸器  小児在宅医療で人工呼吸器をみていると加温加湿の大切さがよくわかります。病院勤務時代、大人でしかも肺の状態が良くない場合には人工呼吸器の設定に気をつかいました。酸素の濃度、一回の呼吸にどれだけ気圧や時間をかけるかなどを考え、肺や気管の中の湿度はむしろ点滴や尿の量を重要視し […]