YEAR

2025年

  • 2025年3月24日

肥満、2型糖尿病では食後のインスリンクリアランスが低下する

論文の概要 研究の方法 やせ型で血糖正常(Lean-NGT) 中心性肥満であるが血糖正常(Obese-NGT) 2型糖尿病(T2D) それぞれの人に決まった朝食(混合栄養食:シリアル+牛乳)を食べてもらい食前と食後4時間まで血液を何度も採取し、血糖値やインスリン、Cペプチド、グルカゴンなどを測定しました。 結果その1:インスリンと血糖の変化       全体のインスリ […]

  • 2025年2月16日
  • 2025年2月17日

インスリン療法により糖毒性が解除される血糖閾値は167mg/dL?

糖毒性とは高血糖によるβ細胞の機能低下であり適切な治療により回復する可能性がある 慢性的な高血糖により血糖管理がさらに困難になる「糖毒性」の概念は比較的イメージしやすいですね。 例えば高血糖が続いている患者さんの治療を行っていてもしばらく血糖値が下がらない状態が続いたのち、ある時を境に急激に血糖値が下がり始めることを経験します。 この時に「ああ糖毒性が解除されたな」と感じます。 しかし個々の患者さ […]

  • 2025年1月6日
  • 2025年2月13日

感染症リスクが上がらない高齢者糖尿病のHbA1cは8%未満?

  高齢者糖尿病患者のHbA1cと感染症リスクの関係 さて、今日は「高齢糖尿病患者におけるHbA1cと感染症リスクの関係」についての論文をご紹介します。     HbA1c7%と8%では感染症リスクに差があるか? 先述のように高齢者ではその背景により緩徐な血糖マネジメントが推奨される場合もあります。 HbA1c8~9%以上では感染リスクが上がることは多くのデータにより […]