神戸も雪が降っていましたよ!
雪をみるとテンションあがりますね!
寒いのは苦手だわ…
雪やこんこでよろこび庭駆け回るイヌなんてめったにいないよ!
セレブなボクは犬小屋にホットカーペット敷いてもらったし(ドヤ顔)
2人とも、そんなのだから論文読めないんですよ!
さて、雪とは何の関係もありませんが、今日はステロイドと糖尿病に関する論文のご紹介です。
ステロイド薬を使用すると血糖値が上がりやすくなるのはよく知られていることですが、ステロイドの量や使用期間と糖尿病発症との関係についてははっきりわかっていません。
イギリスの医療データベースを用いた後ろ向きの観察研究です。
ステロイド薬を投与(内服もしくは注射)された人のうち、少なくとも投与前1年間にわたり糖尿病の診断を受けていない、糖尿病薬を使用したことがない18歳以上の人536,852人(投与群)が対象となりました。
ステロイド開始時より3年以内の糖尿病発症について、背景をマッチさせたステロイド非使用者536,852人(非投与群)との比較が行われました。
ちなみに「投与群」における糖尿病発症者はステロイド終了後の発症と定義されているの?それともステロイド使用中の発症者も含まれているの?
ステロイド投与中に発症した「ステロイド糖尿病」も含まれているのか、ということですね!
論文を見る限りその点には言及されていないので、両方が含まれていると思われます。
(モッさんなんかにイライラしないぞ!)
結果です♪
まずは各年齢における糖尿病発症率の比較です。
まず、正常体重(BMI18.5~24.9)の人における、ステロイド使用量と使用期間による発症率がまとめられたのが下図です。
でも、どうして正常体重の人だけでグラフが作られているの?
下のグラフをご覧ください!
BMI25未満ではステロイド使用の有無や使用量の影響はそこまで大きくないのに対して、BMIが上がるほど少量(プレドニン換算で<0.1㎎/kg)のステロイドでも糖尿病発症率が高くなる傾向がありました。
少量のステロイドであっても定期的な血糖値のチェックは必要ですね。
もうおうちに帰ろう~
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The absolute risk of incident type 2 diabetes following exposure to systemic corticosteroids in selected steroid-related and phenotypic groups. Diabetes Obes Metab. 2022 Nov;24(11):2222-2231