YEAR

2021年

  • 2021年3月31日
  • 2021年4月1日

スタチン服用による筋症状とノセボ効果について

「ノセボ効果」は、プラセボ効果と逆の現象をあらわす言葉 ノセボ効果(nosebo effect)は、逆偽薬効果ともいわれます。 似た言葉に「プラセボ効果」というものがあります。これは有効成分が入っていない薬剤を服用した際に、「薬を飲んでいるから効いているはず!」と思い込むことで、症状が改善する効果のことです。 「ノセボ効果」は逆に、服用した際に「薬を飲んでいるから副作用が起こるはず!」と思い込むこ […]

  • 2021年3月20日
  • 2021年3月31日

BMI24以下の高齢糖尿病患者さんはサルコペニアに注意?

アジアサルコペニアワーキンググループ(AWGS2019)による診断基準では、簡便な評価法が追加された 世界的には、ヨーロッパのワーキンググループ(EWGSOP)が作成したものがよく使用されているようです。 また、アジア人のデータをもとに作成された、アジアサルコペニアワーキンググループ(AWGS)による診断基準も、わが国ではよく使用されています。 2019年には、この診断基準が改訂され、地域の医療現 […]

  • 2021年2月25日
  • 2021年5月20日

FreeStyleリブレLink~スマートフォンをかざせば血糖値がわかる~実測値との誤差(ずれ)は?

        FreeStyleリブレLinkはスマートフォンがリーダーになる測定センサー NFC搭載のスマートフォンであれば、iphone、アンドロイドともにリーダーとして使用できます。 (ただし、アンドロイドのアプリは3月以降に使用可能になるようです。) アプリは「リブレLink」と検索すれば入手可能です。 かかりつけの医療機関がリブレViewを使用し […]

  • 2021年2月23日
  • 2021年3月31日

糖尿病患者では、食後の中性脂肪200mg/dL以上で死亡率が上がる??

食後の中性脂肪の正常値を知っていますか? 食後の中性脂肪の値は、食事の内容や量、食後の経過時間などによって、かなりバラツキますよね。 食後の中性脂肪が400mg/dLとか、500mg/dLとかまで上がっていると、さすがに良くなさそうな感じはしますが、そもそもどれくらいまで上がるとよくないのでしょうか? 2型糖尿病患者さんにおける、食後の血糖値、および中性脂肪の値と予後(死亡率)との関係を調べた報告 […]

  • 2021年1月31日
  • 2021年5月20日

リベルサス(経口セマグルチド)による食欲や食の好みの変化を知る

GLP-1受容体作動薬であるオゼンピック(セマグルチド注射薬)による、食欲や嗜好の変化について、以前にご紹介しましたね。 もう1週間もしないうちに、セマグルチド経口薬(飲み薬)であるリベルサスが2型糖尿病患者さんに対して使用できるようになりますが、リベルサスによる食欲の変化や食の嗜好はどのように変わるのか、気になるところですね。   2型糖尿病患者にリベルサスを投与すると、食事、おやつの […]

  • 2021年1月24日
  • 2021年3月4日

SGLT2阻害薬は、クローズドループインスリンポンプで治療中の1型糖尿病患者の血糖値も安定化させた。

クローズドループシステムとは、患者さんが装着しているCGMセンサーの血糖情報に応じて、インスリンポンプの注入速度を自動的に増減するシステムですね。 「人工すい臓」とも言われています。 従来のCSIIやSAP療法に比べて、クローズドループシステムを用いたポンプのほうが、よりよい血糖コントロールを達成できるという報告が増えています。 クローズドループシステムであれば、血糖値は完璧にコントロールできそう […]

  • 2021年1月15日
  • 2021年3月4日

Glucose effectiveness~血糖が血糖を下げる?!

  さて、血糖が血糖を下げるとは、どういうことでしょうか? ブドウ糖の一部は、インスリン非依存性に消費される Mossanが言う通り、インスリンの働きにより血糖値が制御されることは広く知られていますが、糖のすべてがインスリン作用により組織に取り込まれ、消費されるわけではありません。 例えば、脳や赤血球、腎臓などの組織には、ブドウ糖はインスリン非依存性に取り込まれ、消費されます。 すでに100年近く […]