FreeStyleリブレLink~スマートフォンをかざせば血糖値がわかる~実測値との誤差(ずれ)は?

ガジガジDr.
ガジガジDr.
FreeStyleリブレって知ってます?
もちろん!
先生、僕を甘く見ないでほしいなあ、糖尿病デバイスなら何でも知ってますよ。
モッさん
モッさん
これでしょ!
モッさん
モッさん

 

ガジガジDr.
ガジガジDr.
間違ってはいませんが、不十分ですね。

こういうリブレもありますよ。

 

 

スマホをかざしてる!?
モッさん
モッさん
ガジガジDr.
ガジガジDr.
そうなんです、スマホがリーダーになるんです。

 

FreeStyleリブレLinkはスマートフォンがリーダーになる測定センサー

NFC搭載のスマートフォンであれば、iphone、アンドロイドともにリーダーとして使用できます。

(ただし、アンドロイドのアプリは3月以降に使用可能になるようです。)

アプリは「リブレLink」と検索すれば入手可能です。

かかりつけの医療機関がリブレViewを使用していれば、データ連携の設定により、グルコース値のデータをリアルタイムに主治医が見ることも可能です。

センサーを装着すると、一つのセンサーに対して、従来のリーダーと、スマートフォンの両方の機器でグルコース値を見ることができます。(ただし、両方とも使う場合は、リーダーを先に起動させないといけません!)

モッさん
モッさん
どちらを使っても、同じグルコース値が出るんだよね?
まさにそこを説明したかったのですよ!
少なくとも今は、少しずれる可能性が高そうです。
ガジガジDr.
ガジガジDr.

従来のリブレにおいて、低血糖領域の誤差が課題であった。

リブレは低血糖領域に(やや)弱い」という話を聞いたことがあるでしょうか?

よく経験するのが、実際の血糖値が70~80mg/dL前後の時に、リブレのグルコース値がもう少し低く出てしまう、といったことですね。

たとえば、こんな感じです。

※メーカーによると、Loは血糖が40mg/dL以下を示しています。POCTは、医療従事者が使用する血糖測定器で血糖自己測定器(SMBG)に比べてより正確に血糖値を測定できます。

モッさん
モッさん
リブレが示す値と実測値が、かなりずれちゃうことがあるんだね…
低血糖かどうかは、なるべく正確に知りたいよね。
でも、スマートフォンのアルゴリズムでは、この「低血糖領域の誤差」がやや改善しているようです
ガジガジDr.
ガジガジDr.

新しいアルゴリズムでは、MARD(実測値との差異)が縮小し、精度が向上。

下は、急激に血糖が低下したときのデータです。

リーダーも、スマートフォンも実測値より低めに出ていますが、スマートフォンのほうが近い値になっていますね。(↓)

ガジガジDr.
ガジガジDr.

 

ただし、血糖値が下がりきって数分経つと…
ガジガジDr.
ガジガジDr.
ずれは、ほぼなくなっていました(↑)
ガジガジDr.
ガジガジDr.

※Gajigaji 飼い主が、ちらし寿司とそばと皮の厚いシューマイ(12カーボ!)を食べた時の反応性低血糖のデータです…

カーボパーティ?
まる
まる

ちなみに、急激な上昇時はコチラ。↓

スマートフォンでは、実測値よりやや高めに出ていますが、まずまず正しい印象ですね。(後ほど補正されていたので、さらに実測に近い値になっていました。)

新しいアルゴリズムでは、持続血糖モニターの精度指標である MARD(実測値との差異)が、より改善している(縮小している)ことが報告されています。

リブレリーダーのアルゴリズムも春頃にはスマートフォンと同じものに改良されるようです。

新しいアルゴリズムでは、低血糖時の誤差は確かに小さくなっているようですが、とくに急激な血糖変化の時などには、多少のずれはありそうです。(センサによっても精度に多少バラつきが出ます)

低血糖を疑ったときは、やはり実測することが重要ですね。

まる
まる
スマートフォンがリーダーになれば一つ持ち物が減るし、いつでもさりげなくグルコース値の確認ができるね。

※詳細は、FreeStyleリブレLinkのHPをご参照ください!

さらにコアな情報を知りたい方は ~ガジガジ糖尿病Meeting~

 

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