内分泌内科
Endocrinology
内分泌内科
Endocrinology
特徴的な症状が少なく見逃されやすい
内分泌疾患の正しい診断と治療
特徴的な症状が少なく見逃されやすい内分泌疾患「内分泌内科の専門医師」が診療にあたります。
「内分泌疾患」と聞くと、どんな病気を連想されるでしょうか?
あまりピンとこない方も多いかも知れません。
体内のいろいろな臓器でホルモンが作られていますが、分泌されるホルモンの量は極めて精密に調節されています。
そのホルモンが出過ぎてしまったり、または少なすぎたりした場合、またそのホルモンが効果を発揮するための標的臓器の異常があった場合に、「内分泌」の病気になってしまいます。
全身からは、きわめて多くのホルモンが分泌され、非常に大切な作用を担っています、そのうちの一つのホルモンでも異常をきたすと、私たちは元気に過ごすことができなくなってしまいます。
「内分泌疾患だ!」
とすぐわかる特徴的な症状が
ない場合が多い病気です
内分泌疾患は、一般の方々に
「なんだか珍しい、ややこしそうな病気」と考えられているかもしれません。
医師には「なかなか思いつかない病気」であったり、「診断が難しい病気」だと考えられている場合があります。
それは、なぜでしょうか。
「内分泌疾患だ!」とすぐわかる、特徴的な症状がない場合が多いからです。
例えば、甲状腺の病気であれば、全く症状がないか、あったとしても、「なんとなくしんどい」「むくみがある」「体重が増えた(減った)」「便秘がひどくなった」など、他の病気でも説明できる、ありふれた症状しか出現しないことが多いのです。
ですから、甲状腺疾患についての十分な知識がないと、症状を聞いただけで、診断することは不可能です。
しかし、甲状腺の病気のうち、橋本病は5~10人に1人、甲状腺の腫瘍性病変は5~10人に1人程度と、驚くほど頻度が高いことが分かっています。
このように特徴的な症状が少なく見逃されやすい内分泌疾患の正しい診断を行います。
甲状腺の病気・骨粗鬆症・原発性アルドステロン症など
内分泌疾患のなか頻度の高い病気は案外たくさんあります。
いずれも、早期発見が非常に重要な疾患ばかりです。
症状が当てはまる方は、精密検査をお勧めします。
甲状腺の病気
甲状腺の病気には甲状腺機能低下症の代表的な病気「橋本病」や甲状腺機能亢進症の代表的な病気「バセドウ病」、甲状腺腫瘍があります。
橋本病、バセドウ病、甲状腺腫瘍などの甲状腺の病気は、まずは疑って検査をしないと診断できません。
これらは頻度の高い病気であり、放置すると生活に支障をきたしますので、検査を受けることがなによりも大切です。
骨粗しょう症
骨粗しょう症とは、骨密度が減少することで骨がもろくなり、骨折を起こしやすくなる病気です。
骨密度を測定して、その値が20~44歳の人の平均値(YAM値:若年成人平均値)の70%未満であった場合、骨粗しょう症と診断されます。
高齢者の寝たきりの原因の第4位が骨粗しょう症・骨折であり、骨粗しょう症により、患者さんのADL(日常生活動作)やQOLは著しく損なわれます。
原発性アルドステロン症
原発性アルドステロン症は、アルドステロンというホルモンが副腎皮質から過剰に分泌されることによって引き起される疾患です。
我が国の高血圧症の5~10%が、原発性アルドステロン症による高血圧症と言われており、決して稀な病気ではありません。
放置すると恐ろしい血管合併症を引き起こす疾患ですが、適切に治療すればリスクを抑えることができます。
その他の内分泌疾患
当院で対応可能な内分泌疾患は、甲状腺の病気・副甲状腺の病気・副腎の病気・下垂体の病気となります。
当院は、難病医療費助成制度における指定医療機関です。
外来で安全に行える内分泌負荷試験は当院で受けていただけますが、入院のうえ精密検査が必要な場合や、より専門的な治療が必要な場合には、責任をもって連携医療機関にご紹介します。
連携医療機関(内分泌内科): 神戸大学医学部附属病院、中央市民病院、甲南医療センター、神鋼病院、隈病院(甲状腺疾患)など。
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