糖尿病
Diabetes
糖尿病
Diabetes
糖尿病こそ専門的な治療が必要な疾患です
専門家として糖尿病の患者さんと長年付き合ってきたなかで
気づいた最も大切なこと
糖尿病を発症しても、「よくある病気」だと思われていることと、症状があまり出ないため、患者さんも「とりあえず、どこかで糖尿病の薬をもらっておけばいいや」と思われるかもしれませんが、糖尿病こそ、専門的な治療が必要な疾患です。
糖尿病の治療において、私たち専門家が目指していることは、HbA1cを下げることだけではなく、もっと長い目で患者さんを見つめて、その体を、その人生を守ることです。
患者さんの人生を守るために最も大切なことは何か。
それは、1日でも早く治療を始めること、そして正しい治療を続けることに尽きます。
長年放置された糖尿病の患者さんにおいても、短期的にHbA1cを下げる治療を行うことは比較的簡単ですが、患者さんの長い人生を合併症から守ることは非常に難しく、専門的なアプローチが必要になります。
これは、多くの患者さんを診療してきたからこそ、実感することであり、糖尿病(または糖尿病予備軍)と診断されて間もない患者さんにとっては、その大切さがピンとこない場合もあると思います。
しかし、糖尿病は、早期に、本当の専門家のもとで、正しい治療を受けることが、なによりも大切な病気です。
糖尿病は
薬やインスリンさえ
もらっていればよい病気
ではありません!
専門的な治療を受けることで
人生が将来が変わります
血糖管理が難しい1型糖尿病や、インスリン治療を行っている患者さんの治療を得意としています。
1型糖尿病に特化したアプローチが重要となりますが、そこが(医師や医療従事者においても)正しく理解されていない場合があるのが現状です。 当院は、1型糖尿病の診療を専門としています。
また、インスリン治療を行っている患者さんについても、必要最低限のインスリン単位数、注射回数で患者さんの負担を軽減しつつ、患者さんの生活や状態に合わせて、きめ細かくインスリンを調整し、安全なインスリン治療を提供できます。
医師・スタッフともに、時間をとって患者さんときちんと話し合い治療を行うことを、なにより大切にしています。
患者さんに寄り添い、責任をもってサポートします
神戸大学医学部附属病院の糖尿病・内分泌内科では、毎年400人以上の専門的な治療が必要な患者さんが入院してこられ、病棟医長・主治医として担当医の指導を行いながら、これら多くの患者さんの診療にあたりました。
他の診療科に入院中の患者さんや外来患者さんの診療も合わせると、実に年間1000人以上の患者さんの診療に関わってまいりました。
私たちは、これらの経験を積んでいるからこそ行えることがあります。
患者さんに最もお伝えしたいこと
「糖尿病の治療」のために、「すべてを我慢する」必要はなく、「糖尿病に生活を合わせる」必要もありません。
それぞれの患者さんに応じて、薬剤の選択や組み合わせ、生活スタイルをほんのちょっと変えることで、糖尿病のコントロールが劇的に良くなる場合が多くあります。
患者さんの「糖尿病をよくしたい」という気持ちが少しでもあれば、どのようなタイプの糖尿病であっても専門的な治療と指導を受けることにより、必ずコントロールは改善します。
当院は、1型糖尿病診療を専門としています。
1型糖尿病に特化したアプローチを行い、食事内容や炭水化物量、血糖値に応じたインスリンの調整法や、最適なインスリン製剤・注射法のアドバイスを行います。インスリンポンプの外来導入も可能です。 医師・スタッフともに、時間をとって患者さんと話し合い、治療を行うことを大切にしています。
腕に測定器をかざすだけで、いつでもどこでも血糖がわかる。
持続グルコースモニター:
フリースタイルリブレ
(アボット社)を使用する治療
従来、指先の穿刺による血糖測定を行う以外に、自分の血糖を知る方法はありませんでした。
指先穿刺には痛みを伴いますし、今の血糖を知りたいと思っても、人前や外出先での血糖測定は、なかなか行いにくいものです。
血糖値の把握ができないまま長い時間が経ってしまうと、重篤な低血糖を引き起こす可能性があります。
フリースタイルリブレは、小さなセンサーを上腕に装着し、測定器もしくはスマートフォン(NFC搭載機種)をかざすだけで自分の血糖をリアルタイムに知ることができます。
いつでもどこでも、すぐに血糖を確認することが可能です。
センサー装着時の痛みはありません。1つのセンサーで最大2週間まで使用できます。
自身で血糖の変化がリアルタイムに見られることのほかに、もう一つ良いことがあります。
診察、看護相談、栄養相談ではデータを見ながら、血糖の変化について患者さんと一緒に振り返りますが、患者さんと一緒に考えているうちに、必ずよくなる糸口が見つかります。
当院では、注射療法(インスリン、GLP-1受容体作動薬)を行っている
糖尿病患者さんに保険診療でご使用いただけます。
低血糖時や高血糖時に知らせてくれる。
リアルタイムContinuous Glucose Monitoring(CGM)
低血糖や高血糖時のアラート機能により、危険を知らせてくれる。
患者さんのストレスも小さくしてくれる機器。
リアルタイムに血糖を知ることができるだけでなく、低血糖や高血糖時のアラート機能により、危険を知らせてくれる機器です。
ガーディアンやDexcom G6では、血糖値をお持ちのスマートフォン(対応機種のみ)で血糖値を確認することができます。
さらに、低血糖の予測機能を搭載しているため、低血糖になってしまう前に知らせてくれます。
低血糖への恐怖から、どうしても血糖を高めに保ってしまうことがあると思いますが、その不安がかなり軽減されるため、患者さんのストレスも小さくしてくれる機器です。
なお、DexcomG6は指先血糖測定による較正の必要がありません。連続10日間使用できます。
検査目的であればすべての糖尿病の方に、継続使用の場合は1型糖尿病(またはインスリン分泌が枯渇した糖尿病)の方に保険診療でご使用いただけます。
インスリンポンプ療法
CSII(持続皮下インスリン注入療法continuous subcutaneous insulin infusion)
インスリン治療のなかには、ペン型インスリンによる皮下注射(一般的によく知られている方法)のほかに、携帯型のインスリンが入ったポンプを用いて持続的にインスリンを注入するインスリンポンプ療法(CSII: continuous subcutaneous insulin infusion)があります。
さらに、パーソナルCGM機能(リアルタイムに血糖値を見ることができる持続血糖モニター)と連動したインスリンポンプ(SAP:Sensor Augmented Pump)療法もあります。
ポンプ療法において、気を付けないといけない点
ポンプ閉塞(チューブが詰まった)時には、インスリン注入がストップするので、気づかない、または放っておくと糖尿病ケトアシドーシス発症のリスクが極めて高くなります。
但し、この対策について、患者さんが詳しい説明を受けており、さらにトレーニングができていれば、糖尿病ケトアシドーシスは予防することができます。当院では、多くの実績から、インスリンポンプを安全に導入し、確実な血糖コントロールの改善につなげることができます。
ペン型と比べてポンプが優れている点
1.いつでもどこでもボーラスインスリンが打てる(注入できる)
2.朝方に血糖が上がってくる暁現象に対応できる。
3.食事内容や状況により、インスリンの注入速度やパターンを変えることができる。
4.低血糖の時、または低血糖になりそうな時に基礎インスリンが自動中断される(SAP 770G)
→重症低血糖を回避できる。
5.高血糖の時に、基礎インスリン注入量が自動的に増量される(SAP 770G)
病院と同レベルの医療機器を配備しています。
すべての糖尿病合併症および全身の精密検査が行えます。
糖尿病や、内分泌疾患をお持ちの患者さんが元気に過ごすためには、その治療だけでなく、合併症や、それ以外の全身の状態を定期的にチェックすることが非常に大切です。
一般的なクリニック(診療所)では、精密検査を受けるために大きな病院を受診しないといけない場合がありますが、当クリニックでは、ほぼすべての精密検査が院内で行えます。
当院は、一つの疾患だけでなく、患者さんのすべての状態をチェックし、患者さんのお体を守ることができます。
糖尿病歴がある程度長い患者さんであれば、血糖コントロールが悪くなったことが一度もないという患者さんは非常に少ないと思います。
なかなか目標値まで下がらないHbA1cを見ると、治療を続けるのが嫌になってしまうことがあるかもしれませんが、専門家により治療の見直しを行えば、血糖値は必ず良くなります。
このようなつらい時にも、患者さんに寄り添い、責任をもってサポートします。
また、合併症が進んでしまっている患者さんについても、その進行を抑えるために、患者さんに長く寄り添い、全面的にサポートします。
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