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骨粗しょう症

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骨粗しょう症とは

骨密度が減少することで骨がもろくなり、骨折を起こしやすくなる病気

ヒトの骨は健康な状態を維持するために、古い骨を壊す「骨吸収」と、新しい骨を作る「骨形成」が絶えず行われていて、そのバランスで骨の量(骨密度)を保っています。

 

骨粗しょう症とは、骨密度が減少することで骨がもろくなり、骨折を起こしやすくなる病気です。

骨密度を測定して、その値が20~44歳の人の平均値(YAM値:若年成人平均値)の70%未満であった場合、骨粗しょう症と診断されます。

 

高齢者の寝たきりの原因の第4位が骨粗しょう症・骨折であり、骨粗しょう症により、患者さんのADL(日常生活動作)やQOLは著しく損なわれます。

 

 

さらに、骨折は患者さんの命をも脅かします。

骨粗しょう症は
女性に多い病気です

 

女性では
60歳台の3人に1人

70歳台では
2人に1人が
骨粗しょう症
というデータも

骨折は患者さんの
命をも脅かす

骨折がある人の15年間の調査研究結果

足の付け根(大腿骨近位部)および椎体(背中、腰など)骨折がある人を15年間にわたり調査した研究

75歳未満で大腿骨を骨折した人では、骨折後1年間の生存率が80%、5年間で50%、10年間でなんと35%となり、一般人口と比較して極めて低い生存率で、椎体骨折についてもほぼ同様の結果でした(図1)。75歳以上で骨折した人については、骨折後の生存率は更に低いデータとなっています(図2)。

 

骨折していない骨粗しょう症の人も、骨粗しょう症のない人と比較して2倍程度死亡リスクが上がることが報告されており、骨粗しょう症は患者さんの命を奪う恐ろしい病気です。

75歳未満の骨折をした人としていない人の生存率比較グラフ
75歳以上の骨折をした人としていない人の生存率比較グラフ

骨粗しょう症は女性に多い病気です

「60歳台の3人に1人」
「70歳台では2人に1人」が
骨粗しょう症

原因

女性ホルモンが骨代謝を調節しているため、閉経により女性ホルモンが減少すると骨吸収が盛んになってしまい、骨密度が急速に低下します。

もちろん、誰もが同じように骨量が減っていくわけではなく、骨粗しょう症を発症するかどうかは、体質(遺伝)や日々の生活が関係しています。

閉経や卵巣の手術などによる女性ホルモンの変化だけでなく、栄養バランスの偏り(カルシウムやビタミンDの摂取不足)、日光照射不足、運動不足、ステロイドなどの薬剤、喫煙、内分泌疾患(副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症など)なども原因となります。

また、若い頃に極端なダイエットをしたことがある方や、やせている方では、骨粗しょう症のリスクがかなり上がります。

 

糖尿病患者さんでは特に注意! 骨の強さは「骨量(骨密度)」と「骨質」で決まります。 糖尿病患者さんでは、骨質が低下していることがわかっており、同じ骨量であっても他の人よりも骨折しやすいため、特に注意が必要です。

症状

骨が弱くなっていても、痛みなどの症状が出ないことも多く、知らないうちに進行している場合が多いです。

次第に背中や腰の痛み、腰が曲がる、身長が縮むといった症状が現れます。

これらの症状があらわれた時には、すでに腰の圧迫骨折を起こしている可能性があります。

 

また、ちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。

特に手首、背中、足の付け根(大腿骨)の骨折は骨粗しょう症による骨折の可能性が高いです。

検査

1.骨密度検査

当院で行う骨量検査は、信頼性の高いDXA法を用いた2部位(腰椎、大腿骨近位部)で行います。

密密度(骨量)は20~44歳の人の平均値との比較を行い、80%以上であれば正常、70~79%であれば骨量減少、70%未満であれば骨粗しょう症と診断されます。

 

骨密度測定にはさまざまな方法があり、骨に2種類のエックス線を当てるDXA法のほかに、かかとに超音波を当てて測定する方法、X線CTを用いた測定法などがあります。

超音波法は簡便な方法ですが、DXA法と比較すると不正確な場合があります。

また、腕だけの骨量検査も広く行われていますが、腕の骨量が正常であっても、腰や大腿骨の検査を行うと骨粗しょう症だったという患者さんは多くいらっしゃいますので、腕だけの検査では骨粗しょう症が見逃されてしまう場合があります。

 

2.骨代謝マーカー、活性型ビタミンDの測定(血液・尿検査)

骨代謝マーカーの測定により、骨形成と骨破壊のバランスと、その進行の速さを見ることができます。このバランスを知ることにより、原因に応じた治療を行います。

また、多くの日本人で不足しているビタミンDの測定も行います。

 

※ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を促進したり、血中のカルシウム濃度の調節を行うなど、強い骨を保つうえで大変重要な栄養素です。

最近では、ビタミンDは骨だけでなく、免疫機構や認知機能の維持にも重要であることがわかってきています。

治療

1.食事療法

毎日食べるものが皆さんの骨を作り、体を守ります。

カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどを多く含む食品を摂ることが大切ですが、特定の食品を多く食べるというよりは、バランスのよい食事を心がけましょう。

塩分、アルコール過剰摂取、喫煙は骨を弱くしますので、控えましょう。

 

日本人の多くは骨量を保つうえで重要なビタミンDが不足しています。一般人の活性型ビタミンDを測定すると、7~8割の方で不足しているというデータがあります。

バランスのとれた食事でビタミンDを摂取し、1日に10~20分程度、手や足に日光を浴びることで、体内のビタミンDが活性化して骨を強くします。

 

2.運動療法

骨が作られるためには、骨に刺激を与えることが重要です。

運動により、骨に圧がかかると、その刺激により骨が形成されます。

運動不足は、筋力低下やバランス能力が低下して転倒しやすくなるうえに、骨密度も減らしてしまうのです。軽い負荷でもよいので、無理のない運動を継続して行いましょう。

 

3.薬物療法

食事療法、運動療法は骨粗しょう症の進行を抑えるのには有効ですが、低下した骨量を上げるためには、薬物療法の併用が必要になります。

骨粗しょう症の重症度とタイプ、骨量が低下している部位を調べたのちに、最も適切な薬剤を選択して治療を開始します。YAM値70%以上の維持を目標として治療を行います。

骨粗しょう症の薬剤

現在は多くの種類の薬剤が使用できます
患者さんに最も合った薬剤を選択すること可能

ビスホスホネート製剤

製品名:アレンドロン酸(ボナロン、フォサマック)、リセドロン酸(アクトネル、ベネット)、ミノドロン酸(ボノテオ/リカルボン)イバンドロン酸(ボンビバ)、ゾレドロン酸(リクラスト)など

破骨細胞の働きを抑えることにより、骨が壊れるのを防ぎます。

 

このなかで、アレンドロン酸、リセドロン酸は、椎体(背中や腰など)骨折だけでなく、薬剤の効果があらわれにくい大腿骨近位部骨折予防にも効果があります。

1日1回、週1回、月1回服用するタイプ、医療機関で4週に1回、年に1回点滴をするタイプ、注射するタイプがあります。

SERM

製品名:エビスタ、ビビアント、ラロキシフェンなど

エストロゲンに似た作用により、骨が壊れるのを防ぎます。

 

閉経後骨粗しょう症の方、軽度骨粗しょう症の方に適しています。

椎体(背中や腰など)骨折の予防効果が確かめられています。

深部静脈血栓症の予防のため、周術期などは休薬が望ましいです。

抗RANKL抗体製剤

製品名:プラリア皮下注

破骨細胞を作るのに必要なたんぱく質の働きを阻害して、骨が壊れるのを防ぎます。

 

強力な骨密度上昇作用を有し、中等度~重度の骨粗しょう症患者さんに適しています。

椎体(背中や腰など)骨折予防効果があるだけでなく、大腿骨近位部骨折にも強い予防効果があります。

半年に1回の注射でよい薬剤です。

副甲状腺ホルモン薬:PTH製剤

製品名:テリボン、フォルテオ

骨を作る「骨芽細胞」に働きかけて、骨を作ります。

 

強力な骨密度上昇作用を有し、中等度~重度の骨粗しょう症患者さんや骨折直後の患者さんに適しています。

骨折時の疼痛軽減効果があります。

椎体(背中や腰など)骨折に対する高い予防効果が確かめられています。

骨吸収抑制薬の前に使用すると、骨折予防効果がさらに高まります。

医療機関で週1回注射するタイプと、1日1回もしくは週2回自己注射するタイプがあります。

使用できる期間は最大で24か月間です。

抗スクレロスチン抗体製剤

製品名:イベニティ

骨細胞から分泌される「スクレロスチン」の働きを阻害することで、骨形成を促進し、骨吸収を抑制します。

 

ビスホスホネート製剤や、PTH製剤よりも骨量増加作用が強い薬剤で、中等度~重度の骨粗しょう症患者さんに適しています。

骨吸収抑制薬の前に使用すると、骨折予防効果がさらに高まります。

月1回注射で1年間使用します。

活性化ビタミンD薬

製品名:アルファロール、エディロール、ロカルトロールなど

腸管からのカルシウム吸収を助けて骨を強くします。

 

転倒予防効果についても報告されています。

ビタミンD製剤のなかでは、エディロールによる骨密度上昇作用が最も強く、椎体(背中や腰など)骨折の予防効果も確かめられています。

高Ca血症をきたす場合がありますので、定期的に血中・尿中Ca値のチェックが必要です。

OKADA DIABETES & ENDOCRINOLOGY CLINIC
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