- 2025年1月6日
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感染症リスクが上がらない高齢者糖尿病のHbA1cは8%未満?
高齢者糖尿病患者のHbA1cと感染症リスクの関係 さて、今日は「高齢糖尿病患者におけるHbA1cと感染症リスクの関係」についての論文をご紹介します。 HbA1c7%と8%では感染症リスクに差があるか? 先述のように高齢者ではその背景により緩徐な血糖マネジメントが推奨される場合もあります。 HbA1c8~9%以上では感染リスクが上がることは多くのデータにより […]
高齢者糖尿病患者のHbA1cと感染症リスクの関係 さて、今日は「高齢糖尿病患者におけるHbA1cと感染症リスクの関係」についての論文をご紹介します。 HbA1c7%と8%では感染症リスクに差があるか? 先述のように高齢者ではその背景により緩徐な血糖マネジメントが推奨される場合もあります。 HbA1c8~9%以上では感染リスクが上がることは多くのデータにより […]
臨床シナリオにおける糖尿病治療薬の選択についてGPT-4と内分泌専門医の回答を比較 大規模言語モデル(LLM)であるGPT-4が仮想の臨床シナリオにおいて糖尿病治療薬を合理的に選択するかどうかを調べた研究を紹介します。 この論文では40の仮想的な臨床シナリオが作成され、初期治療薬選択に関して31人の内分泌専門医とGPT-4の回答が比較されました。 主要アウトカムは初期治療薬としてのメトホルミン選択 […]
ONWARD1-5試験 ~2型糖尿病に対してイコデク(アウィクリ)の有効性と安全性を評価した第3相試験~ 各試験の主要評価項目はベースラインからのHbA1cの変化であり、 副次評価項目として、低血糖をはじめとする安全性、体重変化などが比較されました。 一部の試験では持続血糖モニターによる血糖コントロール指標(TIR,TAR,TBR)も評価されました。 &n […]
帯状疱疹は50歳を超えると急激に発症率が増加する 帯状疱疹についてご存じの方も多いと思いますが、これはからだの皮膚に帯状に沿って強い痛みを伴う発疹や水疱が現れる病気です。 胸部から背中にかけて発疹ができる場合が多いですが、その他顔面や頚部、耳、眼、口の中、足などにも現れる場合があります。 首から上に症状が現れると失明や顔面麻痺、難聴などを引き起こすこともあり、重症の場合は入院が必要に […]
モッさんのいうとおり1型糖尿病の多くは急な経過で発症することが知られており、その進行、発症のメカニズムや予測因子について多くの研究が進められています。 1型糖尿病の家族歴がある場合や膵頭自己抗体が陽性である場合に発症リスクが高いことは知られていますが、このうち全ての人が1型糖尿病を発症するというわけではありません。 また1型糖尿病患者さんでは膵臓の容積が小さいことが以前から報告されて […]
eGFRdiffは様々な疾患リスクと関連する 長らく更新できずにおりましたが… 本日は 糖尿病患者さんのeGFRdiffで細小血管合併症の発症リスクが予測できる?! という論文をご紹介します。 腎機能の指標としてクレアチニンを用いたeGFR(eGFRcr)が広く用いられていますね。 しかし実はeGFRcrは腎機能以外の多くの要因の影響を受けます。 例えば筋肉量の多い人や […]
下図は1型糖尿病者42名にCGM(持続グルコースモニター)装着を行い月経周期の各時期のTIRを収集した研究です。 TIR(Time in range):血糖値70-180 mg/dLを目標範囲内としてこの範囲にある時間 (※本研究ではインスリン注射単位数は自己調整可とされていました) こちらは非糖尿病者49名にCGM装着行い月経 […]
糖尿病患者さんでは、夕食の時間が遅くなると食後の血糖値が上がることは良く知られていますね。 今回、非糖尿病者における夕食時間のずれが食後血糖値に与える影響について調べられた研究がありました。 非糖尿病のボランティア16人を対象として行われた試験です。静岡大学の先生方による報告です。 被検者には3食決まった時間(7時、13時、19時)にテストミールを摂取してもらいますが 下図のように、 […]
糖尿病腎症のごく初期より糸球体過剰ろ過が起こっている 糸球体の内圧は全身の血圧とは独立して一定に保たれており腎臓が守られているのですが、高血糖が持続することにより糸球体がダメージを受けるとその自動調節能が破綻してしまい、糸球体内圧が上がり糸球体過剰ろ過が引き起こされます。 糸球体過剰ろ過はおもに腎症1期、2期で見られる状態です。 GFRが低い人だけでなく、 […]
糖尿病の発症時にはすでにインスリン分泌能がかなり低下している 糖尿病の発症前より膵β細胞(インスリンを分泌している細胞)の働きは少しずつ低下し、発症時にはすでに正常の50%程度となっており、その後年間4%位のスピードで低下するのではないかと一般に考えられています。 ドラッグナイーブの2型糖尿病患者全体におけるインスリン分泌能は発症時に66%まで低下しており、その後3.8年で39%まで […]