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論文紹介

  • 2020年6月4日
  • 2022年6月12日

まさに今のGFR低下速度が、将来の腎予後を決める

HbA1cの値を見て、「昨年の同じ月は、どれくらいでしたっけ?」 と患者さんと振り返ることがありますが、 GFRの変化も気にしていますか? 通常、GFR(糸球体濾過量)は年1%ずつ低下する GFRとは、なんでしょうか? 腎臓の老廃物を排泄する能力をあらわしています。 実際にGFRを算出するためには、極めてややこしい検査が必要になるので、概算値であるeGFRで判断されることが多いです。 大雑把にいう […]

  • 2020年6月4日
  • 2022年6月12日

オゼンピック(セマグルチド注射薬)の臨床試験データ総まとめ ◇ビクトーザ・トルリシティとの比較◇

2型糖尿病患者さんに使用する、インスリン以外の唯一の注射薬であるGLP-1受容体作動薬、そのなかでも最も高い効果が期待されているオゼンピックについて、臨床試験データの総まとめを一瞬で紹介します。 GLP-1受容体作動薬とは、膵臓や消化管に働きかけて、血糖を下げてくれるだけでなく、体重減少効果もある薬剤です。さらに、最近では、糖尿病患者さんの心臓や腎臓を守ってくれることがわかってきました。 現在、日 […]

  • 2020年5月31日
  • 2022年6月12日

欧州のインスリンポンプ普及率の激増っぷり

日本では、インスリンポンプの認知度、普及率が低いことが知られていますね。 米国でのインスリンポンプ普及率は1 型糖尿病の 30~40% まで増加していますが、日本では未だ10%未満にとどまっています…。 諸外国における、最近のインスリンポンプ事情はどうなっているのでしょうか? この20年間のインスリンポンプ普及率の変化、年代別の使用率についてまとめられた欧州の研究結果が、最近publi […]

  • 2020年5月22日
  • 2022年6月12日

1型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬投与によるケトアシドーシス発症率

血糖を下げるだけの薬ではないSGLT阻害薬 SGLT2阻害薬は尿糖を増やすことによって血糖を下げる薬ですね。 1日200~400 kcal程度のグルコースが尿として出ていくので、食べる量を増やさずに頑張ることができれば、減量できる患者さんも多いです。 さらに、糖尿病患者さんの心臓や腎臓を守る作用がわかってきており、かなり注目されている薬剤です。 当院でも多くの患者さんがこの薬剤を使用していますが、 […]

  • 2020年5月15日
  • 2022年6月12日

グルコーススパイクよりも怖い?HbA1cスパイクについて

確かに、グルコーススパイクは動脈硬化を進行させますが… 「血糖の上がり下がりの幅が大きいと、血管によくないんですよね、、」と患者さんに聞かれることがあります。 おっしゃるとおり、日内血糖(1日のなかでの)の変動が大きいほど、血管を傷つけてしまう(動脈硬化が進行しやすい)と考えられています。 だから、食後血糖が高くなり過ぎないように抑えましょう、というわけですね。 一方、 受診のたびに見 […]

  • 2020年5月13日
  • 2022年6月12日

リブレを続けたいけど…(リブレによる接触性皮膚炎について)

フリースタイルリブレとは フリースタイルリブレってご存知でしょうか? 少し前に、メディアでも大きく取り上げられていたので、ご存知の方も多いと思います。 腕に、500円玉くらいの小さなセンサーを張り付けておいて、そこに小さな機械をかざすと、瞬時に予測した血糖値を画面に表示してくれる画期的なデバイスです。 細かい条件があるのですが、ざっくりいうと、1日2-3回以上のインスリン注射をしている患者さんでは […]

  • 2020年5月11日
  • 2021年5月20日

COVID-19に関して、糖尿病患者さんが知っておくべきこと

良好な血糖コントロールを保つことと、COVID-19を発症した時に使用している糖尿病薬をどうすべきか知っておくことが大切です 糖尿病患者さんでは、新型コロナウィルス感染症にかかりやすい、重症化しやすいのでは、と言われていますね。糖尿病を持つ方は、非常に緊張した日々を過ごされているのではないでしょうか。 確かに、糖尿病患者では、COVID-19(新型コロナウィルス)感染による致死率が2倍程度まで上が […]