- 2023年5月22日
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GFR低値だけでなく糸球体過剰ろ過(GFR高値)も要注意!
糖尿病腎症のごく初期より糸球体過剰ろ過が起こっている 糸球体の内圧は全身の血圧とは独立して一定に保たれており腎臓が守られているのですが、高血糖が持続することにより糸球体がダメージを受けるとその自動調節能が破綻してしまい、糸球体内圧が上がり糸球体過剰ろ過が引き起こされます。 糸球体過剰ろ過はおもに腎症1期、2期で見られる状態です。 GFRが低い人だけでなく、 […]
糖尿病腎症のごく初期より糸球体過剰ろ過が起こっている 糸球体の内圧は全身の血圧とは独立して一定に保たれており腎臓が守られているのですが、高血糖が持続することにより糸球体がダメージを受けるとその自動調節能が破綻してしまい、糸球体内圧が上がり糸球体過剰ろ過が引き起こされます。 糸球体過剰ろ過はおもに腎症1期、2期で見られる状態です。 GFRが低い人だけでなく、 […]
糖尿病の発症時にはすでにインスリン分泌能がかなり低下している 糖尿病の発症前より膵β細胞(インスリンを分泌している細胞)の働きは少しずつ低下し、発症時にはすでに正常の50%程度となっており、その後年間4%位のスピードで低下するのではないかと一般に考えられています。 ドラッグナイーブの2型糖尿病患者全体におけるインスリン分泌能は発症時に66%まで低下しており、その後3.8年で39%まで […]
週1回投与が可能なInsulin Fc(LY3209590)はFc融合タンパク質医薬品 以前に週1回投与が可能なアイコデック(icodec)についての論文を紹介しましたが、今回はインスリンFcについての論文をご紹介します。 インスリンFcはアイコデックと同じく週1回投与が可能なインスリンとして開発され、現在臨床研究が進められています。 このI […]
各医薬モダリティにより投与経路、副作用、コストが異なる 医薬品はその分子量により低分子、中分子、高分子医薬品に分かれます。 昔からある医薬品は低分子の化合物が多く、だいたい分子量500前後より小さいものになります。 分子量が小さいので経口投与でき、比較的安価に大量に生成できるメリットを持つ薬品です。また小さな分子であるため細胞内にも届けることができますが、特異性は低い特徴があります。 […]
さて、雪とは何の関係もありませんが、今日はステロイドと糖尿病に関する論文のご紹介です。 ステロイド薬を使用すると血糖値が上がりやすくなるのはよく知られていることですが、ステロイドの量や使用期間と糖尿病発症との関係についてははっきりわかっていません。 イギリスの医療データベースを用いた後ろ向きの観察研究です。 ステロイド薬を投与(内服もしくは注射)された人の […]
Bionic pancreasは体重を入力するだけで自動的にインスリン注入量が自動設定、調節されるインスリンポンプ こたつに入って論文読んでたら1分以内に寝られそうですね….。 さて、今日はインスリンポンプに関する論文のご紹介です。 Bionic pancreasはHCLと同じく血糖値に合わせてインスリンが自動調節されるインスリンポンプです。 […]
疾病負荷研究(GBD:Global Burden of Disease)とは? 疾病負荷、とはあまり聞きなれない言葉ですよね。 簡単に言うとある病気(やけが)による健康障害が個人や集団に与えた影響を数値化したものです。 得られたデータを地域別、年齢別、疾患別、リスク因子などにより分類して比較することで、その病気が与えるインパクトや関連因子、地域性などを知ることができます。 さらに医療政策や新規治療 […]
今日は食後の血中トリグリセライド(TG:中性脂肪)のお話です。 悪玉コレステロールだけでなく、血中TGが高いと、狭心症や心筋梗塞のリスクが高いことが知られていますね。 もちろん空腹時TGも随時(食後)TGも高ければ血管によくないことは以前からわかっていましたが、モッさんの言う通り食後TGは食事内容や食事からの時間に影響を受けるた […]
今月は事情あり更新をお休みさせていただきます。 ご訪問いただいているみなさまには心よりお詫び申し上げます。 また来月からよろしくお願いいたします!
夜、デスクやリビングなどで電気をつけたまま寝てしまうと翌朝はすっきりしませんよね。 明るいところで寝ると良くないんだろうな…というのはなんとなく誰しも感じていることだと思いますが、血糖値への影響はあるのでしょうか? 明るい部屋で寝ると翌日のインスリン感受性が悪化する シカゴの睡眠研究センター(神経内科)の先生らによる研究です。 20人の非糖尿病者を10人ずつ2群に分けて研究施設内で2日間寝てもらい […]