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抄読会

  • 2020年9月27日
  • 2022年6月12日

1型糖尿病患者にSGLT2阻害薬を投与すると血糖変動が改善する

SGLT2阻害薬は、1型糖尿病患者さんにも使用できる数少ない内服薬ですね。 すい臓には作用せず、尿糖を排泄することにより血糖を下げるという新しい機序で血糖を下げるので、すい臓からのインスリン分泌が高度に低下している1型糖尿病患者さんに対しても血糖改善効果をみとめます。  undefined 1型糖尿病患者さんがこの薬を使うと、どれくらい血糖がよくなるの?  Gajigaji Dr. 日本人の1型糖 […]

  • 2020年9月21日
  • 2022年6月12日

メトホルミン内服患者では、便中に糖が排泄されている。

 Gajigaji Dog メトホルミンって、2型糖尿病の薬ですよね。でも、糖を排泄するなんて教科書に書かれてなかった気が…  Gajigaji Dr. そうでしょう!本当に驚くべきことですよ!!  Gajigaji Dog 先生、今日はいつになく熱いですね。 メトホルミンは、2型糖尿病患者さんに広く使用されている血糖降下薬です。 一般には、筋肉などでの糖 […]

  • 2020年9月18日
  • 2022年6月12日

糖尿病と新型コロナウィルス感染症について~感染リスクや重症化リスクは本当に上がるのか~

 Gajigaji Dog 糖尿病をもつ人は、本当に新型コロナウィルスに感染しやすいの?  Gajigaji Dog 糖尿病をもつ人が新型コロナウィルスに感染したら、本当に重症化しやすいの? 死亡率が上がるの?? 「呼吸器疾患や糖尿病などをはじめとする慢性疾患をお持ちの方は、感染には特に注意しましょう」と一般に言われているものの、本当に感染のリスクが上がるのか?どの程度上がるのか?などについては、 […]

  • 2020年8月27日
  • 2022年6月12日

バクスミー|低血糖昏睡時のグルカゴン点鼻薬の効果を筋注製剤と比較する

もうすぐ点鼻グルカゴン薬が我が国でも使用できるようになります。 今まで低血糖のリスクがある糖尿病患者さんには、低血糖昏睡時に投与する薬剤としてグルカゴン注射液を処方していました。 もちろん低血糖昏睡に陥っていたら、本人が対処することができないため、同居の家族などが、患者さんの異変(低血糖)に気づいたときに使用するための製剤です。 しかし、このグルカゴン注射液、アナフィラキシーショック時の自己注射薬 […]

  • 2020年7月16日
  • 2022年6月12日

リベルサス、注目の経口セマグルチドの強さを知る◇糖尿病薬との比較試験 総まとめ

(2021.3.5  記事の一部を修正加筆しました)  Gajigaji Dr. とうとう出ましたね!!  Gajigaji Dog 何が出たの?おやつにジャーキーもらったの?  Gajigaji Dr. 初めての経口セマグルチド(GLP-1受容体作動薬)、リベルサス錠です!  Gajigaji Dr. セマグルチドですので、オゼンピックの経口薬バージョンです。オゼンピックの弟分といったところでし […]

  • 2020年7月7日
  • 2022年6月12日

両親が糖尿病の患者では、すい臓のβ細胞機能がかなり低下している

 Gajigaji Dog 僕の姉の飼い主さんが糖尿病なんだけど、そのお父さんとお母さんも糖尿病なんだって。  Gajigaji Dog 糖尿病の体質って、一体なにを指すんだろう?  Gajigaji Dr 犬のくせに、いい質問しますね。     「血縁者に糖尿病の人がいると、糖尿病にかかりやすい」 「糖尿病の体質は遺伝する」 ということは一般的に […]

  • 2020年6月11日
  • 2022年6月12日

フィアスプとルムジェブの直接比較データ~ルムジェブでは立ち上がりが早く切れが良い~

フィアスプ、ルムジェブ、ノボラピッド、ヒューマログの4剤4期クロスオーバー比較試験  Gajigaji Dog 先生、すごい臨床試験を見つけてしまいました!とうとう直接対決です!  Gajigaji Dr 早く読みましょう~ オンライン版で、つい最近発表されたばかりの論文です。 ドイツの研究チームによるフィアスプとルムジェブの直接対決です。 ペン型インスリン治療中の1型糖尿病患者68人を対象とした […]

  • 2020年6月6日
  • 2022年6月12日

新しい超速効型インスリン、フィアスプとルムジェブの違いに迫る

現行の超速効型インスリンでは、食後血糖上昇に追い付かない場合があった 新しい超速効型インスリンが使用できるようになっています! 超速効型インスリンとは、食事した時や、おやつを食べた時などに分泌される、追加インスリンを模倣して作られたインスリンですね。 超速効型インスリンは、いくつかのメーカーから製造販売されており、ノボラピッド、ヒューマログ、アピドラの商品名で使用されています。 これらのインスリン […]

  • 2020年6月4日
  • 2022年6月12日

まさに今のGFR低下速度が、将来の腎予後を決める

HbA1cの値を見て、「昨年の同じ月は、どれくらいでしたっけ?」 と患者さんと振り返ることがありますが、 GFRの変化も気にしていますか? 通常、GFR(糸球体濾過量)は年1%ずつ低下する GFRとは、なんでしょうか? 腎臓の老廃物を排泄する能力をあらわしています。 実際にGFRを算出するためには、極めてややこしい検査が必要になるので、概算値であるeGFRで判断されることが多いです。 大雑把にいう […]

  • 2020年6月4日
  • 2022年6月12日

オゼンピック(セマグルチド注射薬)の臨床試験データ総まとめ ◇ビクトーザ・トルリシティとの比較◇

2型糖尿病患者さんに使用する、インスリン以外の唯一の注射薬であるGLP-1受容体作動薬、そのなかでも最も高い効果が期待されているオゼンピックについて、臨床試験データの総まとめを一瞬で紹介します。 GLP-1受容体作動薬とは、膵臓や消化管に働きかけて、血糖を下げてくれるだけでなく、体重減少効果もある薬剤です。さらに、最近では、糖尿病患者さんの心臓や腎臓を守ってくれることがわかってきました。 現在、日 […]